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2013年5月19日日曜日


清酒「鍋島」の醸造元・富久千代酒造の社長兼杜氏の飯盛直喜さんが来店された。近くの山田酒店のご主人が連れてきてくれたのだ。
飯盛さんと言えば、鍋島・大吟醸が一昨年の国際ワイ
ンコンテストで金賞を受賞、佐賀の酒を世界のブランドに乗せた、今なお「時の人」。下戸でも鍋島の名前だけは知っている。だから鍋島のシリーズは、どこの酒屋さんでもことごとく「ソールドアウト」。私も例の似顔絵を描いたお礼ということでいただいた純米吟醸「雄町」をいまだ開封できぬまま大事に直しこんでいる。だって、飲んでしまったら、もう買えなのだから仕方がない。

飯盛さんは私より一回り歳下の50歳だと思うが、スリムな体つきで、たたずまいはいたってもの静か。先代の事故で、急きょ仕事を辞め跡を継いだのだから、酒造りの業界ではキャリアは短いはずだが、それにもかかわらず、ものの見事にスーパーブランドを作り上げた。それも経営者と杜氏の二足のわらじ。きっと孤独で厳しい状況の中、大変な努力をされたのだろう。
九州と言えば焼酎、東北や北陸に押されっぱなしだった佐賀の酒が飯盛さんのおかげであらためて見直されることになった。何だかこちらまで鼻が高い。

しかし山田さんと静かに話されているところを邪魔するわけにもいかず、厨房で静かに控えていた。しまった!せめて「雄町」をもう少し目立つところに置き、しっかり愛飲していrということをアピールしておけばよかった。
ま、またいつか来たいただくこともあろう。

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