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料理はほかにもいろいろあります。

2013年5月26日日曜日


当店一帯は、以前「龍泰寺小路」と呼ばれた地区で、店の前を南北に横切る道は東を西堀端通り、西を佐大通りに挟まれた文字通りの小道です。大きな通りと異なり車の通行料が少ないため本当に静かな所です。
ただ「場所がわかりにくい」と、ようやくたどり着いたお客様たちから苦情の言葉がこぼれます。ちっちゃな標識を数カ所置いていますが、これも時の経過とともにずいぶん汚れ、見にくくなっているようです。
そこであらためて地図をつくりました。
国道207号からオータニの角を南に曲がり、立正佼成会を西へ入るルートが最も多いようですが、この突き当り、与賀神社につながる角あるに一方通行の標識が問題です。この標識はどこも、通行制限がスタートする場所に立てられており、特にここの標識には下に「ここから」と表示されています。つまり、ここから右へは一方通行になりますが『左折は問題ないですよ』という意味。この書かれていない、表されていない後段の部分が読み取られていないんですね。

交通ルールはきちんと守る、これが日本人の常識で、お隣の中人とは大違い。また一方通行の標識は誰もが知っているから、青地に白の矢印マークが言えた途端、ほとんどの方が右折。そして、路頭に迷う…。
どうせなら「ここから」ではなく「左折OK!」って書いてくれればいいのに。

で。地図を作りなおしました。お友だちや知り合いの方に「どこ吹く風」の場所を尋ねられたら、ブログに地図が載ってるよって、教えてあげてくださいね。

2013年5月19日日曜日


清酒「鍋島」の醸造元・富久千代酒造の社長兼杜氏の飯盛直喜さんが来店された。近くの山田酒店のご主人が連れてきてくれたのだ。
飯盛さんと言えば、鍋島・大吟醸が一昨年の国際ワイ
ンコンテストで金賞を受賞、佐賀の酒を世界のブランドに乗せた、今なお「時の人」。下戸でも鍋島の名前だけは知っている。だから鍋島のシリーズは、どこの酒屋さんでもことごとく「ソールドアウト」。私も例の似顔絵を描いたお礼ということでいただいた純米吟醸「雄町」をいまだ開封できぬまま大事に直しこんでいる。だって、飲んでしまったら、もう買えなのだから仕方がない。

飯盛さんは私より一回り歳下の50歳だと思うが、スリムな体つきで、たたずまいはいたってもの静か。先代の事故で、急きょ仕事を辞め跡を継いだのだから、酒造りの業界ではキャリアは短いはずだが、それにもかかわらず、ものの見事にスーパーブランドを作り上げた。それも経営者と杜氏の二足のわらじ。きっと孤独で厳しい状況の中、大変な努力をされたのだろう。
九州と言えば焼酎、東北や北陸に押されっぱなしだった佐賀の酒が飯盛さんのおかげであらためて見直されることになった。何だかこちらまで鼻が高い。

しかし山田さんと静かに話されているところを邪魔するわけにもいかず、厨房で静かに控えていた。しまった!せめて「雄町」をもう少し目立つところに置き、しっかり愛飲していrということをアピールしておけばよかった。
ま、またいつか来たいただくこともあろう。