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料理はほかにもいろいろあります。

2014年11月20日木曜日

久々に更新

ウィルスにも等しい「勝手に広告」みたいなサイトが、我がPCで
次々に立ち上がるようになり、ネットを扱うのが嫌になってブログもずいぶん長く放置していたが、群馬にいる友人から「お家カフェやってるんだって」という電話がありびっくり。何で知った?と尋ねたら、ブログを見たんだと。こりゃあいかん!とあわてて更新することにした次第。

さて、10月は校区の体育祭や神社の秋祭り(獅子舞に付いて回ったり=写真1=、神輿や太刀、鏡を持って練り歩く御神幸行列=写真2=に加わったり)など自治会の業務が煩雑で、結果、店をクローズすることが増えたからか、ここのところ急に客足が途絶えた。

何度か紹介したように、当「どこ吹く風」の珈琲は、県内はもとより国内でも最高クラスに美味しいと確信しており、だから放っていても客は増えると思っていたのだが、それはやっぱりお気楽で傲慢な姿勢だったようだ。少数の客を除き、頻繁に訪れてくれていた人たちが最近ぱったり来なくなった。

何しろ、我が家でやっているからコストは嵩まないし、気楽にやっている。でもそんなところが、顧客を大事にしないと映り「(実際その通りなのだろう)、商売を軽んじている、と周囲に指摘されるようになった。確かに、これも当たっている。

自治会長との二足のわらじっでやっていくにしても、その2つをきちんとこなしていかないと、どっちつかずで、両方ともだめになるかも。引き受ける前に思っていた以上に、自治会長という役目は多忙だ。半年たって、ようやくその重さを実感し始めた。新聞記者時代に培った経験やPCなどネットの知識があればなんとかこなせると思っていたが、組織にいた時と違い、すべて一人っきりでやっていくとなると、なかなか思うようには進めない。さらに歳とともにフットワークの衰えも否めない。

料理や洗い物、店の中と外の掃除も決して苦にはならない。料理などはむしろ楽しいし、レパートリーも徐々に増えている。特にデザート関係は、季節のフルーツを使ったコンポート、栗の渋皮煮、生チョコ、大学イモなど、それなりに好評だ。でも、やっぱり肝心な顧客サービスがちゃんとやれていない。その点に関しては自覚もある。一つひとつを大事に、きちんとやっていく。これからは、この気持ちを大事にしていこう。ブログやフェイスブックもできるだけ豆に更新していこう。

ちなみに来月(12月)5日の18:30~シャンソンとジャズのコンサートを開催する。イラストレーターもさくさく動くようになったので案内のチラシもできた。殿さま商売、と言われないようやっていこう!手始めに自らデザインしたのぼりも発注した。

でもどんな時も変わらず、何かと頻繁に使ってくれる同級生たちの来店は本当にありがたい。この歳になって、知り合ったり、仲良くなったりの友もたくさんいる。県外からの来訪も多い。時代を共有した仲間たちとの絆は、年を重ねるほど強くなっていくことを、今まさに実感している。


2013年7月8日月曜日

天使の歌声が9月22日に ジャズボーカリスト中溝ひろみさん決定

今、私の店では地元出身で、「天使のような歌声」と評判のジャズボーカリスト中溝ひろみさんの美しい歌が流れている。「オーバー・ザ・レインボウ」「スカイラーク」「ブルースカイズ」など蒸し暑さも吹っ飛ぶクリアボイスだ。
中溝さんは3歳からピアノを始め、高校時代にクラシックや音楽劇など声楽を学び、東京学芸大教育学部音楽科に入学。その大学生時代にビリーホリデイのアルバムと出合い衝撃を受け、以後ジャズに傾倒。ジャズギタリスト宮之上貴昭氏に見出されて歌手デビュー、本格的にライブ活動を開始した。
2008年、浅草ジャズコンテストボーカル部門でグランプリを授賞したのを機に、同年ニューヨークに渡り、様々なワークショップやセッションに参加して武者修行、経験を積んだ。日本に戻ってからは、東京都内を中心にホテルやライブハウス、ジャズクラブなどで歌手として、またピアノの弾き語りとして活躍中だ。
彼女の魅力は「天使のような歌声」「比類ないクリアボイス」と言われる美しい歌声。そして何より素晴らしいのは、誠実で真摯な姿勢、歌いっぷりだ。だから彼女の歌は多くの人を惹きつける。
ジャズにとどまらずアメリカンポップスやブラジル音楽なども幅広く歌い、2011年には宮之上貴昭氏プロデュースでファーストアルバム『SONG FOR YOU』を発表。彼女自身が作ったオリジナル曲も個性的で好評。角田紘之さんと合作した『1000億のキセキ』は2012年の介護作文フォトコンテストのテーマソングとして採用されている。
その中溝さんが9月22日、どこ吹く風で歌ってくれる。今からそわそわ、楽しみだ。

2013年6月24日月曜日

7月のイベントはThe Raniorus (そのへんにざらにおる=浦郷啓介・副島憲明のユニット)による「みんなで歌おう!フォークソング」。5月に実施した、当店イベントの蓋開け催事だ。

前回は「野に咲く花のように」「22才の別れ」「戦争を知らない子供たち」「イムジン河」「遠い世界に」「太陽がくれた季節」「東京」「風がはこぶもの」などなど。さて今回は?

2人のリードでみんなで歌います。美味しいコーヒー飲みながら。
7/20、午後3時から、佐賀市赤松町2-24 「お家カフェ・どこ吹く風」で。ワンドリンク1000円。お腹がすいたという方には、別料金でお軽食を用意しています。
要予約で、定員20人に達し次第締め切ります。
お問い合わせは090-1923-6770まで。



2013年5月26日日曜日


当店一帯は、以前「龍泰寺小路」と呼ばれた地区で、店の前を南北に横切る道は東を西堀端通り、西を佐大通りに挟まれた文字通りの小道です。大きな通りと異なり車の通行料が少ないため本当に静かな所です。
ただ「場所がわかりにくい」と、ようやくたどり着いたお客様たちから苦情の言葉がこぼれます。ちっちゃな標識を数カ所置いていますが、これも時の経過とともにずいぶん汚れ、見にくくなっているようです。
そこであらためて地図をつくりました。
国道207号からオータニの角を南に曲がり、立正佼成会を西へ入るルートが最も多いようですが、この突き当り、与賀神社につながる角あるに一方通行の標識が問題です。この標識はどこも、通行制限がスタートする場所に立てられており、特にここの標識には下に「ここから」と表示されています。つまり、ここから右へは一方通行になりますが『左折は問題ないですよ』という意味。この書かれていない、表されていない後段の部分が読み取られていないんですね。

交通ルールはきちんと守る、これが日本人の常識で、お隣の中人とは大違い。また一方通行の標識は誰もが知っているから、青地に白の矢印マークが言えた途端、ほとんどの方が右折。そして、路頭に迷う…。
どうせなら「ここから」ではなく「左折OK!」って書いてくれればいいのに。

で。地図を作りなおしました。お友だちや知り合いの方に「どこ吹く風」の場所を尋ねられたら、ブログに地図が載ってるよって、教えてあげてくださいね。

2013年5月19日日曜日


清酒「鍋島」の醸造元・富久千代酒造の社長兼杜氏の飯盛直喜さんが来店された。近くの山田酒店のご主人が連れてきてくれたのだ。
飯盛さんと言えば、鍋島・大吟醸が一昨年の国際ワイ
ンコンテストで金賞を受賞、佐賀の酒を世界のブランドに乗せた、今なお「時の人」。下戸でも鍋島の名前だけは知っている。だから鍋島のシリーズは、どこの酒屋さんでもことごとく「ソールドアウト」。私も例の似顔絵を描いたお礼ということでいただいた純米吟醸「雄町」をいまだ開封できぬまま大事に直しこんでいる。だって、飲んでしまったら、もう買えなのだから仕方がない。

飯盛さんは私より一回り歳下の50歳だと思うが、スリムな体つきで、たたずまいはいたってもの静か。先代の事故で、急きょ仕事を辞め跡を継いだのだから、酒造りの業界ではキャリアは短いはずだが、それにもかかわらず、ものの見事にスーパーブランドを作り上げた。それも経営者と杜氏の二足のわらじ。きっと孤独で厳しい状況の中、大変な努力をされたのだろう。
九州と言えば焼酎、東北や北陸に押されっぱなしだった佐賀の酒が飯盛さんのおかげであらためて見直されることになった。何だかこちらまで鼻が高い。

しかし山田さんと静かに話されているところを邪魔するわけにもいかず、厨房で静かに控えていた。しまった!せめて「雄町」をもう少し目立つところに置き、しっかり愛飲していrということをアピールしておけばよかった。
ま、またいつか来たいただくこともあろう。

2013年4月7日日曜日

このところ新しいメニューを次々に作っている。自らが作る料理を美味いと言い切るのは、実は心苦しいというか、ちょっと気が引けるのだが、本当にそう思うんだから、まことに困ったものだ。
で、一つが「おひたし」。かつお節と昆布で出汁をつくり、これに淡口醤油と酒、さらに追い鰹を加えてひと煮立ち。濾してほうれん草や水菜、ホタテなどを浸してつくる。この味が絶品。
もう一つは「セロリのきんぴら」。セロリと人参を細切りし、胡麻油でしんなりするまで炒め、酒や味醂、砂糖、赤唐辛子、淡口醤油を合わせる。仕上げに白胡麻をかけると、これまた絶品。セロリの葉も刻んで食べられる。セロリが嫌いな人でも舌鼓打つこと請け合い。二品とも酒の肴にもなる和食だが、当店のコーヒーには見事にマッチ。むろん天然酵母パンともばっちり。とっても評判いいですよ!

2013年1月30日水曜日

グランドジェネレーション=GG


放送作家で脚本家の小山薫堂さんが自らのエッセーで、60代は「シルバー」や「シニア」という呼称より「グランドジェネレーション」と呼ぶべきだと論じていた。

曰く、知識や経験が豊かで、そのうえ蓄えもあるパワフルな世代だからというのだ。グランドは最上級、威厳のあるという意味。真の価値がわかる、上質を知っている(インスタントコーヒーのCMみたい)大人の世代ということらしい。略してグラジェネ、GGと呼ぶのも格好いいという。

60代のジージー(ちなみに3歳の孫からはこう呼ばれている)には、くすぐったいほどの褒め言葉、に聞こえる。何より蓄えはないし…。
でも私はともかく、GG世代が元気を出せば、少しは世の中も変わるはず。贈られたエールは素直に受け、前に向かう糧としたい。

ところで小山さんという人は、それまでの料理番組を一変させた「料理の鉄人」をはじめ「カノッサの屈辱」「ハンマープライス」「世界遺産」など話題のテレビ番組を手がけた放送作家。そして映画「おくりびと」の脚本を書き、大きな話題になったフランスの絵本「まってる。」=1人の男の子が人生の中で経験する出会い、別れ、悦び、悲しみが「まってる。」というシンプルな言葉でつづられる=の翻訳もやってのけた多彩な人。熊本出身の48歳だ。

そんな彼が同じエッセーの中で、「お家カフェ」についても語っていて、仕事をリタイアした後、自宅を使ってカフェを開く人が増えることを望んでいる、という。コーヒーや料理など好きなこと、得意なことを生かしてつくるカフェには豊かな時間が流れ、人が集まる。これを日本中に広げ、ガイドブックを作って旅人が訪れることができるようにしたい、とい。そしてこの想いや夢を同じくする人たちが集まる「まってるカフェ構想」を温めているというのだ。

そんなカフェには、好奇心あふれる元気なGGたちが集まり、様々なサービスのアイデアを生み出し行動を起こしていく、と小山さんは期待している。
一周り以上も年下の小山さんから贈られた熱いエール、と勝手に思い込み、前に向かうとしよう。