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2012年10月16日火曜日

ウィキペディア

2012/02/11

えーっと「TPP」って何だったっけ?「APEC」とは?そもそも「ICT」って?

ファッションや音楽はもとより、経済でも何でも外国から来た用語が当たり前に使われ、しかも省略される。若いころは少しは対応できたが、最近はすぐに忘れてしまう。
そんな時にPCやスマートフォンが本当にありがたい。特に後者はどこにでも持っていけるから重宝だ。グーグルなどの検索エンジンを開いて「TPPとは」と入力すると、新語時事用語辞典 Weblio辞書、ニコニコ大百科、コトバンク(知恵蔵)、そして「Wikipedia(ウィキペディア)」などのウェブ辞書、ネット辞書が言葉の解説にとどまらず、その問題点の整理までやってくれる。

ちなみにTPPは「Trans-Pacific Partnership」の略。環太平洋パートナーシップ=環太平洋戦略的経済連携協定のこと。i-Phoneひとつを胸に差しておけば、どこで誰に聞かれてもすぐに答えることができる。

ネット上の辞書として、最初に現れたのが「Wikipedia」。インターネットで自由に文書を編集できる「ウィキシステム」を使い、誰もが新規に、あるいは既存の記事の編集を行えるシステム。あるキーワードに詳しい人が、その説明を書いて、ネットにアップ。それを読んだもっと詳しい人が、間違った部分を修正、加筆する。この繰り返しで、その言葉のより正しい概念を追求していく、というシステム。3人どころか100人も1000人もの「文殊」たちがよってたかって、その言葉の精度を上げていく。

Wikipediaが立ち上がったばかりのころは玉石混交、むしろ「石」の方が多い、信頼できないとの批判が多かった。そんな中、、2005年に科学誌「ネイチャー」が英国のブリタニカ百科事典とウィキペディアの精度を比較した結果、両者の間に大きな差はないと指摘。後者の評判を押し上げる結果になった。
ただこうしたシステムである以上、特に加筆が少ない段階では信頼できない言葉も常にあるが、紙の事典と異なり、校了がないため時間がたてばたつほど磨きこまれ、より正確なものに追いついていく利点を持つ。
100%の信頼は持てないが、概ね当たっていれば、説明できていれば、とりあえず良い。そう抑えて、このネット事典を使えば、こんな便利なものはない。

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